今流行しているスチーム料理。
なんと、東急田園都市線・溝の口駅周辺にもお店があるんです。今回は溝の口駅にある「スチーム料理おたべと(以下、おたべと)」をご紹介します。
静かに佇む隠れ家感のある外見
溝の口駅から歩いて約5分、喧騒を離れた住宅街に現れるのがおたべと。

看板は控えめで、初めて訪れる人にはちょっと見逃してしまいそうな小さな佇まい。でも、それがまた“知る人ぞ知る感”を漂わせていて、訪れる前から期待が膨らみます。

木の扉と落ち着いたトーンの外観は、まるで誰かの家にお邪魔するような安心感があり、「ここにいいお店がある」とピンとくる人も多いはず。お店の前にある手書き風の看板からは、優しさと丁寧さが伝わってきます。

ランチタイムは地元の女性やビジネスマンでにぎわうため、外に並ぶことも。
木の温もりがあふれる落ち着いた店内
扉を開けて中に入ると、ふわりと蒸し料理のいい香り。
店内は木目調のテーブルと椅子で統一され、照明もほんのりと柔らかく、どこか北欧風のナチュラルな雰囲気があります。

カウンター席、テーブル席ともにコンパクトながら心地よい距離感で、ひとりランチにもぴったり。女性一人でも入りやすく、年齢問わずひとりで来ているお客さんも多く見かけます。
BGMも控えめで、食事に集中できる空間づくりがされているのもポイント。スタッフの方の丁寧で優しい接客も、このお店の魅力のひとつ。無駄に話しかけすぎず、でもあたたかい目配りがされていて、気持ちよく過ごせます。
体が喜ぶ。蒸し料理の新しい魅力に出会う
おたべとのメニューは、すべて「蒸す」という調理法をベースに作られています。油を使わないぶん、野菜や肉、魚の旨みがそのまま生きるヘルシーかつ滋味深い味わい。
今回は夕方に伺い、小籠包とちまきを注文しました。
まずはお通しの茶碗蒸し。

一見シンプルながら、ひと口食べれば、その丁寧な仕事ぶりに驚かされます。ぷるんとしたなめらかな食感はそのままに、冷やすことで出汁の旨みがより際立ち、後味は驚くほどすっきり。
鰹や昆布の上品な香りがふわっと口に広がったかと思えば、すっと消えていき、まさに「余韻を味わう一品」です。
中は小さな海老や季節の野菜がそっと隠れていて、食感のアクセントとともに季節感を演出。冷製なのにどこか温かみを感じさせる味わいは、おたべとらしい繊細さとやさしさが詰まった一皿。
続いては小籠包。
店員さんがせいろを開けた瞬間、ふわっと立ちのぼる湯気の中に並ぶ小籠包。薄めの皮がしっとりと美しく、ひとつひとつが丁寧に包まれているのが伝わってきます。

箸でそっとつまむと、皮がやぶけそうなほど繊細。お皿にのせてひとくちかじると、ジュワ〜ッとあふれ出すスープに驚かされます。
豚肉の旨みがぎゅっと詰まった肉汁は、雑味がなく、ほんのり生姜の香りが上品に立ち、まさに「癒しの一口」。
小籠包というと中華の強い味をイメージしがちですが、とても優しくて、どこか和のニュアンスを感じる味わいでした。
最後は、ちまき。
竹の香りがほんのり移ったもち米は、もっちりと柔らかく、でもベタつかず上品な仕上がり。

中には鶏肉やしいたけ、栗などがごろっと入っていて、味付けは控えめながらも深いコクがあります。素材の旨みがもち米にしみ込んでいて、一口ごとにほっこりとした余韻が広がります。

お腹にじんわりとたまる安心感があり、「もう一つ食べたい」と思わせるおいしさ。大きさも小ぶりなのでたくさん料理を食べたい方にもおすすめです。
派手さはないけれど、どこか懐かしく、優しい気持ちになれる一品です。
おたべとのスチーム料理は、ただの健康志向ではありません。ひとつひとつが丁寧に作られ、そこには“食べる人のことを想う気持ち”が詰まっています。
身体にいいものを、無理なく、おいしく食べたいというそんな気持ちを抱えている人にこそ、ぜひ訪れてほしいお店です。
ちょっと疲れた日も、心を整えたい日も、ふらっと立ち寄って蒸し料理に癒されてみてはいかがでしょうか。きっとあなたの「溝の口ランチ」の定番になるはずです。
スチーム料理おたべと
住所:神奈川県川崎市高津区久本2-1-9 沓内ビル 2F
アクセス:JR南武線「武蔵溝ノ口駅」、東急田園都市線「溝の口駅」、東急大井町線「溝の口駅」から徒歩約5分
TEL:070-9118-2855
営業時間:ランチ 11:00-14:30 L.O. 14:00
ディナー 18:00-22:00 L.O. 21:30
※木、金、土、日のみ
定休日:月・火(祝日不定休)
※最新情報は店舗にご確認ください。
駐車場:なし















