溝の口の隠れ家カフェ「BUBBLE HOUSE」気分で使い分けできる大人の癒し空間

溝の口で「ちょっと特別な場所に行きたい」と思ったときにぴったりなのが、静かに佇むカフェ「BUBBLE HOUSE」。
一歩足を踏み入れた瞬間に、ふわっと気持ちがほぐれるような不思議な魅力を持つお店をご紹介します。

国道沿いにひっそりと佇むレンガ造りの小さな扉

溝の口の街を少し歩くと、喧騒の中にふと静けさが溶け込む一角があります。
そこにあらわれるのが「BUBBLE HOUSE」。

レンガの壁に、濃い木の扉。黒地に白い文字でBUBBLE HOUSEと書かれた看板がひっそり掲げられています。
外観は華やかではないのに、なぜか惹かれる雰囲気。

扉の向こうからコーヒーの香りがふわっと流れてきて、足が止まってしまいました。

入り口のボードには、Wi-Fiのマークがありました。落ち着いた空間で作業したい人にはぴったり。

派手な看板やBGMではなく、「空気で誘う」ような店。
それがBUBBLE HOUSEの最初の印象です。

木の香りに包まれる店内

扉を開けた瞬間、外のざわめきがスッと遠ざかります。
代わりに迎えてくれるのは、ほのかに甘いコーヒー豆の香りと、静かに流れるジャズ。

店内は木の温もりにあふれ、アンティーク調の照明が優しくテーブルを照らしています。

カウンターでは常連らしき人が穏やかに会話を交わし、奥のテーブルではノートを広げた女性が静かにペンを走らせています。

店主がドリップをする音、カップを置く音、氷がグラスの中でカランと鳴る音。
どの音もやわらかく、まるで店全体が呼吸しているよう。

窓際には小さなドライフラワーが飾られ、午後の日差しを受けて淡く光っています。
テーブルにはメニューとライトのみで、落ち着く空間です。

どこを見ても派手さはないけれど、すべてが心地よく整っている。
空間そのものが「落ち着いていいんだよ」と語りかけてくるような場所です。

カウンターなら、コーヒーを淹れる手元を眺めながら会話を楽しめる距離感。
テーブル席なら、友人とのおしゃべりも一人の作業も自然に馴染む安心感。

BUBBLE HOUSEは、静けさを演出するのではなく、静けさそのものが空気の一部になっているのです。

心がふっとほどける、レモンケーキとアメリカーノの香り

BUBBLE HOUSEを語るなら、外せないのがスイーツとコーヒーの組み合わせ。
特に人気なのが「レモンケーキ」。

小ぶりながらも存在感のあるそのケーキは、フォークを入れた瞬間から香りが広がります。
しっとりとした生地の中に閉じ込められたレモンの酸味、そして上からかかったアイシングの甘さが、絶妙なバランスで溶け合っていました。
甘いのに重くなく、爽やかな後味が残ります。

口に運ぶと、バターの香ばしさとレモンの清涼感がふわっと広がり、思わず目を閉じたくなるような幸福感です。
このレモンケーキに寄り添うのが、BUBBLE HOUSE自慢の「アメリカーノ」。

ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れられるコーヒーは、深煎りの香ばしさがありながらも、口当たりは驚くほど柔らかい。

軽やかな苦みがレモンケーキの甘さを引き立て、飲み終わった後も口の中にほのかな余韻が残ります。
カップの縁から立ち上る湯気を眺めていると、心の中まで温まるような気持ちに。
外の世界の慌ただしさが遠のき、ただ今この瞬間だけがゆっくりと流れていきます。

明るすぎない照明の下で、ケーキの黄色がほんのり輝き、コーヒーの黒が奥行きを生み出しています。

メニューはレモンケーキ以外にもたくさんあり、選ぶ時には迷ってしまいそうです。

コーヒーを飲み、ケーキを食べ、ただ座っているだけで、不思議と整っていく心と呼吸。
「BUBBLE HOUSE」は、そんな時間を静かに与えてくれる場所です。

BUBBLE HOUSE
住所:神奈川県川崎市高津区久地1-1-10 オージャスビル 1F
アクセス:東急田園都市線「溝の口駅」、東急大井町線「溝の口駅」から徒歩約11分
     JR南武線「武蔵溝ノ口駅」から徒歩約13分
TEL:044-819-8019
営業時間:11:00-22:30
月曜日 18:00-22:30
定休日:木曜日
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。